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300NM!その5
マッケンジー空港で左側の席に代わったZn。 ドキドキしていました。 一応、自分なりにいっぱい準備をしてきました。 着陸する予定の空港情報は分かりやすくまとめてあります。 地図もしっかり線を引き、飛行ルートの目標物をチェックしました。 無線の周波数もチェックしました。 自分としてはやれるだけの準備はしたつもりです。 あとは家に帰れるように飛ぶだけです。
しかし、急いでもいました。 予定よりも1時間ほど遅れていると思ったからです。 自分の中では、12時頃に帰りのプリンス・ジョージと思っていました。 そこでゆっくりとお昼休みを取るつもりだったのです。 それにお腹も空き始めていましたから・・・。
長めの滑走路ですが、標高と気温が高いので滑走路を目一杯使います。 タクシー・ウェイから滑走路に出て、バックトラック。 端っこの方へ行って機体の向きを変えます。 いよいよスタートです。 そして、離陸! 12時ちょうどでした。
途中の寄港地は往路と同じです。 まず、プリンス・ジョージへ向かいます。 普段通り、地表から2000フィートぐらいを飛ぶ予定です。 この辺りは標高が2500フィート程度でしょうか? あまり高く上がると、上昇するのに時間と燃料を使ってしまう。 そう思って、4500フィートで飛行するように計画してきました。 針路を決めるポイントは3ヵ所取りました。 途中、VFR(有視界飛行)の推奨ルートをショートカットする予定です。
離陸して一息ついたところで、まずはポジション・レポート。 そして、フライト・プランの変更です。 現在位置を報告してから、機長をAMさんからZnに変えると報告しました。
飛行機は順調に南下します。 ルートはバッチリです。 地表からの高度が低いので、風が機体を揺らします。 上昇と下降の気流もあります。 なかなか高度が一定に保てません。 時には200フィート程度の差がありました。
・・・、下手ッぴです・・・。
そして、VFR推奨ルートを外れるポイントに来ました。 そのまま予定通りのコースを取ります。 左手の方に推奨ルートを見ながら、地図上で自分の位置を確認します。 突然、大変なことに気がつきました。 どうしてVFR推奨ルートなのか、分かった気がしました。 不時着できる場所がないのです。 Znは目標物に乏しいために推奨ルートが存在するのだと思っていたのです。 確かに目標物は乏しいのですが、これは大きな間違いのようです。 トラブルが発生しないことを願いながら推奨ルートとの合流地点まで飛びました。
そこまでくるとプリンス・ジョージ空港は近いです。 すでにコンタクトも取りました。 プリンス・ジョージ空港は管制塔がある空港なので、 バウンダリー・ベイ空港のように進入経路を指示されます。 AMさんが離陸したのとは逆向きに着陸するよう、許可をもらいました。 ラン・ウェイ15にストレート・インです。 Znはストレート・インがちょっと苦手です。 どこで降下し始めればいいのか、分かりにくいからです。 でも、コース的にはとても楽です。 とにかくまっすぐ進めばいいのですから。 そして、慣れない機体を何とか滑走路上まで持ってきました。 長ーいフレアの後、ようやく着地。 12時54分でした。
AMさんのときと同じタクシー・ウェイに出ます。 そして、同じところに駐機します。 やっと1レグが終わりました。 ここで、ランチの予定です。 14時までには次に向かって離陸したいと思いながら、 ターミナル・ビルに歩いていきました。
結構大きなターミナル・ビルです。 さすが、ジェット旅客機の定期便がある空港です。 ビル内のレストランでランチです。 あまりゆっくりとはできませんでしたが、それなりに休憩ができました。
さて、先を急がなくてはいけません。 飛行機の点検をして、エンジン・スタート! 先程着陸した軍用ヘリのパイロットたちがZnたちの飛行機の後ろを通ります。 その人たちに注意しながらランナップ・チェック。 そして、タワーにコンタクト。 さっき通ったタクシー・ウェイを逆向きに進みます。 そして、滑走路手前で再度コンタクト。 ラン・ウェイ15をバックトラックする許可が出ました。 滑走路に進入して逆走します。 マッケンジーでもやりましたが、あまり気持ちの良い状態ではありません。 前から飛行機が着陸してくるような気がします。 タワー空港なのでそんなことはないでしょうが・・・。
Zn:どこまで行ったらいいのかな〜。 AMさん:自分が離陸できるところまで行けばいいんですよ。 Zn:あ、そうなんだ。 AMさん:離陸距離は計算しましたか? Zn:架空の条件ですが、余裕をみて計算してあります。 AMさん:じゃあ、いいんじゃないですか? Zn:でも、その条件より気温が高いみたい・・・。 AMさん:・・・。 Zn:・・・。 AMさん:どこまで行くんですか? Zn:じゃあ、次のインターセクションまで。
そんな感じで滑走路を逆走し、向きを変えます。 タワーに離陸準備ができたことを伝えます。 すぐに許可が出ました。 ストレート・アウトもOKです。 離陸したのは14時14分でした。
続く・・・。 ちょっと引っ張りすぎ!
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